「
関屋記念・G3」(14日、新潟)
重賞初タイトル奪取に向けて、着実に前へと進んでいる。5歳の夏を迎えた
ピークトラムは、今年に入って5戦2勝。前走の
中京記念では好位で粘り腰を発揮し、勝ち馬に0秒1差の2着と見せ場をつくった。
橋口師が奮闘をたたえる。「先行して残ったのがこの馬だけだからね。強い競馬だったと思いますよ」。1、3着はいずれも4角後方から差してきた馬。それを思えば十分に胸を張れる内容だったと言えるだろう。
久々の前走を使って型通りに気配はアップ。7日には栗東坂路で4F55秒4-40秒5-13秒1をマークし、状態を引き上げた。「馬体減りもすぐ戻ったし、疲れもなく、使ったあとの方が良化している」と指揮官は目下の充実ぶりに好感触をつかんでいる。
新潟のマイル戦は歓迎だ。直近のV実績は2走前の
谷川岳S。さかのぼれば13年の新潟2歳Sで、
ハープスター、
イスラボニータに続く3着という戦歴もある。「好条件ですね。自在性があって、展開は不問。前でも後ろでも、どんな形でも行けますし、そのあたりはジョッキーに任せて」。重賞初勝利に加えて、サマーマイルシリーズの制覇も懸かる一戦。得意の舞台できっちりとチャンスをモノにしてみせる。
提供:デイリースポーツ