夏休み真っ只中、このお盆開催は年間を通してもTCKがより盛り上がる開催のひとつ。前開催に続き、内馬場ではタイ&ビール
フェスティバルが実施され、TCKにいながらにして異国情緒を味わえる。いつもはスタンド側から見ているレースだが、内馬場からスタンドの光を
バックにして見るレースも格別だ。
今開催の重賞は17日(水)に実施される3歳馬による全国交流レースの
黒潮盃(大井・1800m)。
18日(木)には、TCKの最寄り駅のひとつ「立会川駅」を有する京急電鉄とのコラボイ
ベントが行われ、京急電鉄のけいきゅんや京王電鉄のけい太くんなどのゆるキャラたちが勢ぞろいする。メイン10レースのネーミングは、「立会川の夜はワクワクぜよ。お帰りは京急で京急立会川が面白いキャンペーン記念」(大井・1200m)。
美浦の
田中剛厩舎所属だった
デュナトス(川崎・
佐々木仁厩舎)や美浦の
黒岩陽一厩舎の一員だった
マングジ(大井・
澤佳宏厩舎)などが登録している。
19日(金)の10レースに実施されるギャラクシー賞(大井・2000m)。1着馬には10月12日(水)に実施される
東京記念(大井・2400m)への優先出走権が与えられる。
青森産の
ナリチュウドラゴン(大井・
岡野尚光厩舎)が登録中。どんなメンバーでもどんな条件になろうとも確実に伸びてくる末脚が魅力の馬で、
帝王賞に果敢に
トライした経験を生かし、出走してきた際には注目したい。
さらに、美浦の成島英春厩舎の卒業生
トーセンハルカゼ(浦和・
小久保智厩舎)は連闘で参戦する見込み。そもそも得意にしてきたロングディスタンスでの走りが楽しみだ。
なお、netkeibaではTCK全面協力のもとトゥインクルレース30周年SP企画を実施中。そのキャンペーン
ボーイに就任している大井の帝王・
的場文男騎手は、8月9日の船橋開催中に肋骨のヒビを発症し、休養に入っている。痛みがあるために自重しているが、的場騎手自身は早く復帰したいという思いは強いそうだ。
今回は的場騎手のいないTCK開催になるが、早い復帰と後輩たちのガッツあふれる騎乗に期待したい。的場騎手は来月7日に還暦を迎える。
(文:高橋華代子)