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【矢作調教師】日本競馬に不必要なゆがみ

  • 2020年08月05日(水) 06時52分
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 管理馬ハナズレジェンドがSTV賞を優勝。前回の勝利から3年近くかかってオープン入りを決めた。諦めないで頑張った馬とスタッフに感謝したいが、今回に関しては中間短期放牧に出した牧場の力も大きかった。

 前回述べたように、今年は札幌開催中の函館競馬場滞在、いわゆる「裏函」がない。その分、普通の年以上に牧場との連携が重要になっている。

 函館と札幌で新馬戦を勝ったカイザーノヴァとバスラットレオンも牧場からの直接入厩組で、特にバスラットレオンに至っては入厩から15日という入厩義務期間ぎりぎりで新馬を快勝してくれた。馬の素質も高いが、そのレベルまで仕上げてくれた牧場の手腕も見事である。次走は札幌2歳Sに向かう予定で、その走りを今から楽しみにしている。

 新潟は予想通りの出馬ラッシュになっている。東西トレセンからほぼ輸送時間が同等で、自ブロックによる出走制限もなく“ガチンコ勝負”になっているこの開催で、関西馬が勝ちまくっている。先週土曜日の1Rからの10連勝を含め、2週間48レース中34勝。実に7割以上のレースを関西馬が制している。これは栗東所属の調教師だから関西馬が強くてうれしいなどという問題ではない。

 日本競馬全体の未来に向けた問題で、明らかに自ブロック制による弊害が出ている。それに加えて(これは仕方のないことだが)コロナ禍による移動制限で今春の東西交流がさらに制限されたことがこの結果を招いていると推測できる。コロナ禍は別として、この狭い日本で自ブロックも何もないだろう。

 このままでは日本の競馬に不必要なゆがみが生じてしまう。下級条件馬が適正なレースに出られないという問題も依然として残る。昭和50年代までは、条件馬の東西交流はほとんどなかったという歴史がある。日本の競馬は昭和の時代に戻ろうとしているのだろうか。
ネタ元のURL
https://race.sanspo.com/keiba/news/20200805/etc20080504550002-n1.html

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