12日に77歳で死去した元JRA騎手、調教師の武邦彦さんの通夜が14日、滋賀県草津市の葬儀場で行われ、近親者、競馬関係者ら約350人が故人をしのんだ。
遺影にはダンディーだった故人らしく、ブルーのワイシャツに
ワインカラーのタイで決め、柔和な笑みを浮かべるショットが使用された。
親族代表であいさつに立ったのは三男の
武豊。「今年の春から体調を崩し、入退院を繰り返しておりました。きっと何事もなかったかのように、ひょうひょうと元気に戻ってきてくれると願っていましたが、かなわぬ願いとなりました」と話すと、競馬では泣いたことがないクールな男が涙をこらえ切れずに声を詰まらせた。
提供:デイリースポーツ