“大井の帝王”の愛称で親しまれ、「
地方競馬界のレジェンド」として活躍する
的場文男騎手(大井)が、7日に60歳の還暦を迎える。
当日は中央および
地方競馬で通算2000勝以上を挙げるトップ騎手を対象とした招待競走「
ゴールデンジョッキーカップ」に参加するため、
園田競馬場で騎乗。同レースには
川原正一騎手(園田)、
山口勲騎手(佐賀)、
木村健騎手(園田)ら地方の一線級のほか、
内田博幸騎手、
戸崎圭太騎手など大井でしのぎを削ったメンバーも参戦。なお、最終レースでは、園田競馬の計らいで「
的場文男騎手還暦
メモリアル競走」が開催される。
的場騎手は、今年で現役43年目を迎える大ベテランで、地方通算6906勝(5日現在)。自身の目標である7000勝まで“あと94勝”、佐々木竹見元騎手(川崎)の持つ歴代最多勝利記録の7151勝まで“あと245勝”に迫っている。また、8月3日には重賞競走の
サンタアニタトロフィー(SIII)を制し、自身の持つ
地方競馬最高齢重賞勝利記録を「59歳10カ月」に更新しており、還暦を迎えるこれからも数々の記録の更新・樹立が期待される。