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【セントウルS】ビッグアーサー圧逃!春秋スプリント王へ好発進

デイリースポーツ
  • 2016年09月12日(月) 06時00分
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セントウルS・G2」(11日、阪神)

 歴代の名スプリンターたちを超えた。今春の高松宮記念ビッグアーサーがアッと言わせる逃げ切り勝ち。1番人気馬の勝利は10年ぶりで、高松宮記念馬のVは初めて。鮮やかに前哨戦を制し、スプリントG1春秋連覇に向けて、大きく視界を広げた。

 スピードの絶対値が違った。ビッグアーサーがスプリントG1春秋連覇へ好発進。秋初戦をVで飾った。

 アッと言わせる逃げ切りだった。福永が選択したのは誰もが予想しなかった“ハナ”。好発を決め、外から競りかけてきたスノードラゴンを振り切ると、リードを広げて直線へ。最後まで余裕の手応えで押し切った。主戦は「スタートさえ良ければ行かせようと思っていた。こういう競馬をさせたかった」としてやったりの表情だ。

 高松宮記念でG1初制覇。レコード樹立で強さを見せつけた。展開や条件に左右されないことが王位を不動のモノにする。「スピードがあって能力の高い馬なので、どんな競馬もできる。控えて2番手の方が楽だけど、行かせてどれぐらい辛抱できるか、と。次に向けて行き脚もつけたかったので。最後まで脚色は鈍らなかった」。スピードを最大限に生かす策で結果を求め、パートナーもその期待にあっさりと応えた。

 過去にはビリーヴロードカナロアが2着に敗れるなど、春の王者が苦戦したレース。高松宮記念優勝馬のVは初めてのことだ。先に見据えるスプリンターズS(10月2日・中山)に大きな自信と弾みをつけた。ユーイチは「隙がなくなってきたと思う。もう試すこともない。もうひとつタイトルを獲りたい」と胸を張る。史上5頭目のスプリントG1春秋連覇へ、さらに加速を続ける。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント 7件

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  • 神君家康公さん

    もっと言うと、2歳馬3歳馬とか、あるいはロードカナロアみたいに逃げて差されて負け続けてた馬たちとは事情が違いますからね。この馬もう5歳だし、次負けてももう種牡馬入りは確実にしてるから、あとは勲章をいくつ増やすかという馬。やってもあと数戦しか走らないでしょうし、逃げて禍根が残るとは思えない。むしろ本番でスローに落としたい他陣営に対して強烈な威嚇になる効果もあった。

    細江さんの批判は、なにか福永に私怨でもあるのか?と勘繰られても仕方がない無理な批判だと思う。

  • いまりさん

    1レース1レースの単位でしか見ない立場としては、あのハナをとっての先行逃げ切りはビッグアーサーの力を見せつけられたようで、力強く良い競馬だったように思います。が、陣営が長期的な視野で見て、これまで馬に「抑え」を教えてきたとしたら、どうなんだろうなーと。ホソジュンの辛辣なコメントを聞いて「なるほどなー」と思った次第。

    いずれにしても、本番でどうなるのか次第ですね。

    個人的にはスノードラゴンでちょっと夢が見られましたw

  • うま好き爺さん

    今回の福永さんの乗り方についての細江さんの見解(同見解のトラックマンも結構多い)は間違ってると思います。
    マイルなら確かに折り合って脚を貯める必要はあるが、一流のスプリンターは一気に押し切れるでしょう。

    ビックアーサーの今までの敗戦は、逆にに抑えようとし過ぎたからではないのか。
    バクシンオーの一流馬で基本的には追って味のある仔は殆どいません。
    ビックアーサーもそうです。
    一流のスプリンターは位置取り展開なんかあまり関係ないと考えています。
    (現実に父バクシンオーがそうでした)

  • 虎之助さん

    前哨戦で力が違えば自ら逃げる
    王者の競馬でやすな

    過去の名馬もそうでやした

  • 神君家康公さん

    調教でも、仕上がり途上の時は完全な前傾ラップで走ってきた馬だし、最後止まり気味(11.4-12.3、JRA公式は測り間違い)だったのは仕上がり途上だったからでしょう。しかし、教育乗りで批判されてきた福永を、勝つ騎乗・試す騎乗で批判する人間がいるのは苦笑い。かかったというよりは単に接触で一時的に興奮しただけでしょ。本番はもっとテンの速い馬がいるわけだし、コントロールは効くでしょう。

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