「
日本テレビ盃・Jpn2」(28日、船橋)
単勝1・8倍と圧倒的な1番人気に支持された
アウォーディーがV。最後の直線で3番人気
モーニンとの息詰まる競り合いを制して重賞4連勝を飾り、JBCクラシック(11月3日・川崎)への優先出走権をゲットした。5馬身離れた3着には、昨年の覇者で2番人気
サウンドトゥルーが入り、4年連続でJRA勢が上位を独占した。
軽快に飛ばす
モーニンを射程圏に入れ、2番手を進んだ
アウォーディーが抜群の手応えで4角をクリア。直線ではあっさり決着がつくかに思われたが、さすがに相手はG1馬。息詰まる攻防は長く長く続き、ゴール寸前でようやく頭差でねじ伏せた。
「少しヒヤッとしたけど、何とか勝ってくれてホッとしました」と
武豊。これでダート転向後5連勝&重賞4連勝。今回は脚部不安明けだったが、そんなことはモノともせずに初のG2制覇。「ここを勝たないとJBCに出られないからね」の必勝態勢。レース前にはコースの状況を自らチェックする念の入れようだった。
松永幹師は「抜け出したらソラを使っていた。そのあたりが(今後の)課題だね」と苦笑いだが、「状態はすごく良かったし、次もうまく調整していきたい。(ダート)無敗のままJBCへ向かえて良かったよ」と
ミッキースマイルが弾けた。「次は川崎で
アウォーディー」と、ユタカがご機嫌に締めくくった。
提供:デイリースポーツ