30日(金)にイギリスのニューキャッスル競馬場で行われた開催の、第6競走に組まれた牝馬限定の未勝利戦で、1番人気に推されていた
ヒューゴ・パーマー厩舎のキャッスルエーカー(牝2、父
エクシードアンドエクセル)が優勝。騎乗していたジム・クロウ
リー騎手(38歳)の9月の勝利数が46に到達。1884年6月にフレッド・アーチャーが、1949年8月に
ゴードン・
リチャーズが、それぞれマークした45勝を上回り、イギリスにおける騎手の月間最多勝新記録を樹立した。
障害騎手として300以上の勝ち星を挙げた後、2006年から平地専門に乗るようになったクロウリー。2009年にロードシャナキルに騎乗してジャンプラ賞を制しGI初制覇。2011年にはプロヒビットに騎乗してGI
キングズスタンドSを、14年にはマダムチャンに騎乗してGI
ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズを制している。
9月を終えた段階で、今季のクロウリーの勝ち星は128となり、2位のシルヴェスタ・デスーサに9勝差をつけて、リーディングの首位に立っている。イギリスにおける芝の平地競馬は11月第1週まで続くが、各種リーディングは10月15日の
ブリティッシュ・チャンピオンズ・デイをもって決することになっており、クロウリーは自身初のリーディングの座を確実にしている。
(文:合田直弘)