毎日王冠(GII・芝1800m)に出走予定の
ロゴタイプ(牡6・美浦・
田中剛)の追い切りが、
田辺裕信騎手を背にウッドチップコースで単走で行われた。追い切り後の田中調教師と
田辺裕信騎手のコメント。
田中調教師。
「前走(
安田記念・GI・1着)は、行けるならハナを切るという考えがジョッキーと一致していましたし、細かい指示は出さなくても本人もわかっていたと思います。武(豊)騎手の馬が控えてくれたこともあって、うまくハマりましたね。それまで惜しいレースが続いていましたし、どこかでハマってくれるのではないかと思っていましたが、それが
安田記念でした。
レース後は疲れもなくて、休ませなくてもいいくらいの状態でしたが、秋に向けて山元トレセンでリフレッシュしました。春はゆるさがありましたが、背中と腰が締まってきました。先週の追い切りは長めからやって平均的に負荷をかけていますので、今週は終いをしっかりやりました。今後に向けても良い競馬をしたいですね」
田辺騎手。
「前走の
安田記念は、(ハナを)主張する馬もいないと思いましたので、行けるなら逃げたいと先生とも話をしていましたが、うまくハマリました。
中山記念(7着)は初めて乗りましたので、以前と比較がつかずにわからなかったのですが、今考えればモタモタしていました。でも今回は春に比べて全く動きが違っていて、素軽かったです。今回は逃げる馬もいそうですし、正攻法の競馬になると思います。楽な競馬はさせてはもらえないでしょうけど、この馬の力を信じて秋の天皇賞に向けて良い競馬をしたいです」
(取材・写真:佐々木祥恵)