2012.12.18 05:05
アントニオ猪木(69)=IGF会長=が17日、東京都千代田区のホテルニューオータニで開催された「第3回有馬記念プレミアムレセプション」に出席し、ネヴァブションに騎乗する田中勝春騎手(41)に闘魂注入。右腕が振り下ろされると、会場はドッと沸いた。猪木は有馬記念の本命に、GI初参戦のオーシャンブルーを指名した。
掛け声のあとアントニオ猪木が右腕を振り下ろすと、会場に鈍い音が響く。間髪入れずジョッキーが床に転がった。
中山馬主協会主催の「有馬記念プレミアムレセプション」に、スペシャルゲストとして登場した猪木。トークショーのコーナーでは、16人の騎手も一緒にステージに上がった。
猪木といえば、闘魂注入。会場にも「騎手の誰かがビンタをされる」という空気が流れた。標的となったのは…。武豊騎手会長が「騎手を代表して田中勝春騎手に闘魂を注入してもらいましょう」と提案すると、会場がドッと沸いた。
指名を受けた田中勝騎手は、有馬記念ではネヴァブションに騎乗する。デビュー24年目の1500勝ジョッキーは、パーティー半ばですでにほろ酔い。盛り上げ上手で騎手仲間の宴会部長といえる41歳は、待ってましたと、ステージの中央に進み出た。
「誰かと思えば、カッちゃんじゃないか」。猪木は、田中勝騎手とは旧知の間柄。それでもビンタは容赦なし。鈍い音のあと、しばらく床に横たわっていた田中勝騎手は、左ほおを押さえて立ち上がり、「めっちゃ、痛い」と涙目。しかし、しっかり闘魂は注入されたようで「たぶん、来年はいい年になると思います」。横から「有馬記念は?」という声に、「がんばるぜい」と力強く宣言した。
有馬記念の猪木の予想は、「こんなご時世だから、レースも何か荒れそうだよな。まだ枠順が決まっていないけど、名前でピーンときたね。オーシャンブルー。いい名前だよな」と前走で重賞初制覇を遂げた上がり馬に注目した。 (田中直成)
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