今春に米三冠レースにフル参戦した
ラニ(栗東・
松永幹夫厩舎)。当初、秋は
みやこS(11月6日・京都ダート1800m)からの始動が発表されていたが、ハンデや状態を考慮した上で今週末の
ブラジルC(東京ダート2100m)への出走が決まった。
馬の少ない時間帯にEコースで追い切ることがパターン化しているが、今朝20日もいつも通り。1周目を歩いて、2周目をダグで、3周目に追い切るという内容だったが、8F標識あたりから15秒を切ろうかというラップ。大きなフットワークでスピード感こそないが、時計はある程度出ている。
ゴール前もスピードというよりも力感のあるフットワークで、時計は7F91.9〜6F78.0〜5F64.4〜4F51.0〜3F37.6〜1F12.0秒。しかし、目一杯に出した数字ではなく、終始楽な手応えでマークしたもの。まだまだエンジン全開という感じではないが、普段の運動量も豊富なだけにある程度の仕上がりであることは間違いなく、現状でどの程度のパフォーマンスを見せてくれるか楽しみ。
(取材・写真:井内利彰)