10月3日、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパークにおいて、引退競走馬杯(Retired Racehorse Cup)が行われた。
引退競走馬杯はJRA日本中央競馬会の特別振興資金助成事業の一環。引退競走馬のセカンドキャリアとして、乗馬・馬術競技の活動の支援と引退競走馬の再調教技術の向上、馬にかかわる人材を育成することを目的に奨励金を交付している。
一昨年に創設され3年目を迎えた本年度は、全国の各団体が主催する競技会の期間中に、予選競技として障害馬術10競技を開催。各予選競技の上位3人馬には、12月6日にJRA馬事公苑で開催されるJRAジャパンブリーディングホースショーの中で行われる決勝競技に出場する権利が与えられる。
ノーザンホースパークでは10月2日から4日にかけて行われた、北海道地区乗馬倶楽部振興会主催、公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会共催、酪農学園大学馬術部協力の第42回全国乗馬倶楽部振興協会北海道地区乗馬大会の3日の第3競技、RRC障害飛越競技(引退競走馬杯)で実施。競技はJ.E.F.小障害B(90?クラス)、基準表A274-2.1~2.6(特別二段階走行競技)、11障害12飛越(1段階目6障害7飛越、2段階目5障害)、分速350mで行われた。
競技には出場規定を満たす20頭がエントリー。2段階目の走行タイムと総減点で順位を競った。
結果、優勝は走行タイム21.83、総減点0を記録した、安平町にある早来エクワインファーム所属、村下文兵選手が騎乗したオーバーザリミッツ。2位はセラドン、3位はレッドルドラ、4位はアンセム、5位はラストインパクトになった。
優勝したオーバーザリミッツにはJRAから奨励金として50万円を贈呈。2位には20万円、3位には15万円、4位には10万円、5位には5万円が、また、減点0で走行した7人馬にはクリアラウンド賞として3万円が贈られた。
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