「
アルゼンチン共和国杯・G2」(6日、東京)
消化不良に終わった
宝塚記念から4カ月半。
シュヴァルグランが満を持して秋の復帰戦を迎える。
当初は
京都大賞典から戦列へ戻るプランもあった。だが、友道師は慌てず、状態が上がるのを待った。「使おうと思えば使えましたが、腰のあたりに疲れもありましたから、良くなるのを待っていました。こっちに戻って久々に見てみたら、すごく良くなっていました」と目を細める。
10月27日には栗東CWで3頭併せを行い、最先着を果たした。休養によるブランクよりもリフレッシュ効果を感じさせる切れ味だった。「ずっと乗っている助手も“動きはいい”と言ってくれていますからね。使いつつといった感じのある馬ですが、いい状態で復帰させることができます」と力強い。
天皇賞・春は3着に食い込み存在感を示した。だが、
宝塚記念では前が壁になり、脚を余しての9着。全ての力を見せることはできなかった。このレースの後は
ジャパンC(27日・東京)、
有馬記念(12月25日・中山)というローテが既に決まっている。
秋華賞では異父妹
ヴィブロスがG1初制覇を決めた。兄も実りの秋にするべく2つ目の重賞制覇を狙う。
提供:デイリースポーツ