優勝馬に
チャンピオンズC(GI)の優先出走権が与えられる
武蔵野S(GIII・ダ1600m)に美浦から出走する注目馬について、関係者のコメント。
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ノボバカラ(牡4・美浦・
天間昭一)について、天間調教師。
「前走(
東京盃・JpnII・9着)は馬の状態自体は悪くなかったのですが、雨が降った馬場でしたし、内枠から今ひとつのスタートでゴチャゴチャとした競馬になってしまいました。今週(11/9)は坂路で終い重点の追い切りで、終いも11秒台の時計でしたし、動きも良かったです。
以前はマイルくらいの距離を中心にレースを選択していましたが、その距離で伸び悩んでいましたので、路線を短距離に変えたら、結果が出るようになりました。今回はひさしぶりのマイル戦になりますが、状態は問題ないですし、ムーア騎手があと1ハロン延びた分も持たせてくれるのではないかと期待しています」
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ソルティコメント(牡4・美浦・
藤沢和雄)について、津曲調教助手。
「春に3連勝した時の内容が良かったですね。馬は力をつけていますし、夏は充電してこのレースを目標にしっかり乗り込んできました。目立った時計は出ていませんが、早めに帰厩しましたし、態勢は整っています。終いは確実に伸びてきて決め手がありますので、メンバー次第でチャンスはあると思います」
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ジェベルムーサ(牡6・美浦・
大竹正博)について。大竹調教師。
「今週(11/10)の追い切りは、後ろの馬を先導して前に目標がなかったので差されましたが、週末に坂路で時計を出したあたりから良くなってきましたし、先週に比べて重苦しさがなくなって明らかに良化しています。金曜日に雨予報が出ていますし、この時期馬場が乾きにくいかもしれないですね。脚抜きの良い道悪は悪くはないのですが、前が止まらなくなるのが脚質的に心配ですね」
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ブラゾンドゥリス(牡4・美浦・
尾形和幸)について、尾形調教師。
「夏休みを挟んでグリーンチャンネルCを使う予定でしたが、夏負けが尾を引いたこともあり、ここまで待ちました。その分、長く厩舎にいましたので、追い切りも十分積んでいます。重賞で相手も強くなりますが、2走前に
ベストマッチョなど力のある馬に勝ってきていますからね。6月生まれなので大事に使ってきましたし、その甲斐あって馬もしっかりしてきました。立ち回りが上手なので、それを生かして頑張ってほしいですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)