11月16日、英国で行われた競馬の障害競走で、完走した7頭中6頭が失格になり、最下位で入線した馬が勝利するという珍事があった。
ハプニングが起こったのは英南部フォントウェルの競馬場で行われた障害レースで、レース中に1頭が負傷したため、その馬を避けて走るようにとスチュワード(審議委員)が慌ててコースへ飛び出し、黄色い矢印でそのことを指示したところ、残った7頭のうち6頭は、矢印を次の障害を迂回するようにという指示だと勘違いし、指示の解釈を唯一間違えずに障害を跳んだのは、ジャック・チューダー騎手騎乗のダーマレインだけだった。そしてレース後の長い調査を経て、勝利は最下位でゴールしたダーマレインのものになった。
チューダー騎手は、英スカイ・スポーツ・レーシングに対して「ものすごく分かりにくいと思ったよ」「明確なんかじゃ全然なかった。とにかく自分の直感に従った。障害には何の問題もないように見えたから跳んだんだ」と話した。
ただし、主催者側も黄色い矢印の指示が誤解を招くものだったことを認めており、残った6人に出走停止などの処分はまでは科していない。
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