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アウォーディーに騎乗予定の
武豊騎手――前走・
JBCクラシックは手ごたえのある勝利だったのでは?
武豊 連勝はしていましたが、今まででいちばん強いメンバーと戦うレースだったので。このメンバーでどれだけやれるかな、という気持ちで挑みました。
――ダートに転向後、変わったことは?
武豊 はじめてダートを使ったのが遅かったのですが、一走ごとに力強さが出ているというのは感じます。
――追い切りについては?
武豊 いつも任せています。きっといい状態で当日を迎えられると思います。
――前走は川崎、今回は中京と左回りが続きます。
武豊 そんなに癖のある馬ではないのですが、左回りはいいですね。中京はいいと思います。
――距離はいかがですか?
武豊 いいと思います。
――ラ
イバル関係は?
武豊 JRAのダートのGIはふたつしかないですし、他の馬たちも当然ここが目標なのでメンバーも強力です。厳しいレースになると思います。
――
松永幹夫調教師の馬でGIに挑むというのは?
武豊 騎手時代からずっとお世話になっている先輩ですからね。一緒に挑戦して、レースを勝てればうれしいですね。
――騎手生活30年、好成績が続きます。
武豊 はい、そうですね。おそらく主役だと思いますし、こういう馬で挑めるというのは騎手として光栄なことです。当然、プレッシャーもありますけどそれに応えたいという気持ちが強いですね。
――改めて、歴代の一流GIダートホースと比較すると?
武豊 ダートを走りだしてから負けていないですからね。いい結果を出すというのがすごいと思います。馬のほうも今、ひじょうに充実している感じがします。ここは目標のレースなので楽しみにしています。
――最後にひとこと。
武豊 ベストを尽くして、今週も勝てたらいいなと思います。
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アウォーディーを管理する
松永幹夫調教師
――この中間は?
松永 いつもどおりです。順調に回復しています。
――今朝の追い切りはいかがでしたか?
松永 どうしても抜けちゃうとやめるところがあるので、前の馬を追いかけて気を抜かせないようにしっかり追うようにしました。
――手ごたえは?
松永 よかったと思いますね。最近、しっかり走れていて、調教も動くようになってきました。
――連勝して変わってきたところは?
松永 特に何が変わったというのはありません。前から堅実に走っている馬でしたからね。それがダートにいって、しっかり力を出しているかな、と思います。
――前走の
JBCクラシックは大きな勝利だったのでは?
松永
ヘヴンリーロマンスの子供でGIを勝てたというのは嬉しかったです。
――今回の舞台は中京ダート1800mです。
松永 流れが全然違うと思いますが、そのあたりはジョッキーがわかっていますので。任せたいと思います。
――前走もジョッキーが絶妙の仕掛けでした。
松永 ほんと、抜けちゃうとやめるんで。そのへんは上手いな、と思います。
――最後に意気込みを。
松永 やはり中央でGIを勝たないことには評価されないと思うので頑張って走ってくれればと思います。
(取材・写真:花岡貴子)