みやこS(GIII)を
ステップに
チャンピオンズC(GI・ダ1800m)に駒を進める
ロワジャルダンと
モンドクラッセについて、管理する各調教師のコメント。
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ロワジャルダン(牡5・美浦・
戸田博文)について戸田調教師。
「今日(11/30)はジョッキー(
横山典弘騎手)に乗ってもらって、Dコースで追い切りました。少し追いかけるような感じでしたが、先週も長めからやっていますし、競馬の週なのでそんなにビッシリではありません。ジョッキーには馬の感触を確かめてもらいましたが、動きも良かったですし、状態は良いです。前走(
みやこS・GIII・3着)は上手に乗ってくれましたし、うまく競馬をしてくれたと思いますが、勝ち切れなかったのは残念でしたね。
去年は東京を使って中1週で
みやこSに行きましたが、今回は9月の中山で出走した後に、休みを挟んでの
みやこSというローテーションでしたし、前哨戦としては内容は悪くないと思います。賞金的に苦しかったので、本当は賞金加算をしたかったのですが、出走できましたし、予定通りにレースには臨めると思います。去年は
みやこSに勝った勢いで
チャンピオンズCに向かいましたが、今年は1年の最後のレースということで目標にしていましたし、そういう意味では前哨戦の後の上積みはありますね。
ペースが緩むと厳しい面もありましたが、前走も折り合っていますし、折り合い面でも進境が見えます。昨年もそんなに差のない競馬ができていますが、最後もう1つ甘いところがありますので、そのあたりはジョッキーにうまく乗ってもらって、あとは展開が向いてくれれば、そんなに恥ずかしい競馬はしないと思います」
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モンドクラッセ(牡5・美浦・
清水英克)について清水調教師。
「今日は前に目標がある形で追い切りましたが、最後まで気を抜かずに走れましたし、動きも良かったです。前走(
みやこS・4着)は前半ペースが少し速くなったために、終いが少し甘くなりましたが、ここ2戦は厳しい展開の中でも崩れずに踏ん張ってくれています。能力的にはこの相手でも通用するのではないかと思います。
この中間はいつもよりも追い切りが1本足りないのと、前走は関西に輸送があっても体が増えていましたので、先週、今週としっかりとやりました。GIですから、目一杯の仕上げでレースに臨みます。中京は
東海Sでの2着がありますし、自分のリズムを崩さず走ることができればと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)