03年の
関屋記念(GIII)、04年の中山牝馬S(GIII)、福島牝馬(GIII)を勝つなど重賞路線で活躍した
オースミコスモ (牝7、栗東・中尾正厩舎)が、12日付けで競走馬登録を抹消し、現役を引退することがわかった。今後は北海道・門別のベーシカルコーチングスクールで繁殖生活に入る予定。
オースミコスモは、
父フジキセキ、
母タイセイカグラ(
その父モーニングフローリック)という血統。半兄に99年
神戸新聞杯を制した
オースミブライト(
父ラストタイクーン)、伯母に89年
桜花賞(GI)馬
シャダイカグラ(
父リアルシャダイ)がいる。01年にデビューから連勝し、その後
阪神ジュベナイルF(GI)でも3着に入った。3歳時はクラシック路線を進み、
桜花賞、
オークス、
秋華賞(全てGI)に出走するも11、14、7着と結果は残せなかった。4歳以降も重賞路線をメインに出走し、03年の
関屋記念で初の重賞タイトルを獲得した。04年に中山牝馬S、福島牝馬Sを連勝するも、05年は結果を出せず
府中牝馬S(GIII)の6着が最高で、暮れの阪神牝馬S(GII)9着が最後のレースとなった。通算成績40戦7勝(重賞3勝)。