「全日本2歳優駿・Jpn1」(14日、川崎)
1番人気に支持された牝馬の
リエノテソーロが好位から直線で抜け出し、後続に3馬身差をつける快勝。2歳ダート界の頂点に立った。2着争いは直線で競り合う形となり、道中2番手から進んだ2番人気の
シゲルコングが2着に入り、逃げた3番人気の
ローズジュレップが3着となった。
メンバー中ただ1頭の牝馬である
リエノテソーロが、圧倒的な強さで交流G1タイトルを奪取した。最内枠からスムーズに3、4番手のポジションで折り合い、直線に入ると激しく競り合う
シゲルコングと
ローズジュレップを並ぶ間もなくかわして先頭へ。後続を突き放して3馬身差でフィニッシュ。「砂をかぶってもフォームを乱さず走っていたので、直線ははじけると思った」と、吉田隼もパートナーの最高のパフォーマンスに舌を巻いた。
初コース、初の左回り、距離延長をクリアしてデビューから無傷の4連勝。米国のセールで自ら購入を決めた孝行娘の快進撃に武井師も感慨深げ。注目の今後については、
桜花賞への挑戦やドバイ遠征のプランがあるという。「どちらもいい勝負になると思います」と35歳の若き指揮官はきっぱり。来春へ大きな夢がふくらむ。
提供:デイリースポーツ