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【AJCC】ゼーヴィント万全 最終リハ納得の内容でクリア

デイリースポーツ
  • 2017年01月19日(木) 06時02分
「AJCC・G2」(22日、中山)

 しっかりと態勢を整えてきた。ゼーヴィントは18日、美浦Wで3頭併せを消化。数字に派手さはなくとも、陣営は仕上がりに合格点だ。飛躍の1年へ、始動戦から能力を見せつけるか。9カ月ぶりのタンタアレグリアも蛯名を背に躍動。初戦から好勝負しても驚けない。エリザベス女王杯2着馬シングウィズジョイも引き続き好調だ。

 万全の策を講じ、いざ二つ目のタイトル奪取へ。ゼーヴィントが美浦Wの最終リハを納得の内容で完了した。

 3頭併せの真ん中を進み、直線では僚馬に挟まれる形。ケイコ駆けする内のゴルゴバローズ(4歳1600万下)に1馬身遅れ、外のクリミアタイガー(4歳500万下)に2馬身先着でフィニッシュした。手綱は激しく動き、4F52秒5-38秒5-12秒8も特筆する数字ではない。それでも木村師は満足げに口を開く。

「レースに行けば大丈夫だけど、調教では少し左にモタれるような面がある。だから外側に壁をつくり、真っすぐに走らせるのが狙い。その意図はクリアできたと思います」。昨年37勝と売り出し中の新鋭トレーナーは思い通りの調教を消化し、「仕上がりは悪くない」と2カ月ぶりの実戦に向けて及第点の評価を下した。

 目指すは中距離界のトップだ。重賞はラジオNIKKEI賞のVを含め、3戦して〈1200〉。「いずれはG1を狙えるだけの能力がある」という師の言葉からも分かるように、現状に甘んじる気はさらさらない。中間は実戦でしまいに脚を使えるように、決め手の強化を意識。ワンランク上のレベルを求めてきた。

「何とか今年は大きな舞台に立たせてあげたい。いいスタートが切れれば」。中山芝2200メートルはセントライト記念皐月賞ディーマジェスティに首差2着と迫ったコース。新設G1・大阪杯(4月2日・阪神)を見据え、きっちり始動戦でVといく。

提供:デイリースポーツ

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