「
京都記念・G2」(12日、京都)
昨秋の
凱旋門賞(14着)以来の実戦となる
マカヒキは2日、栗東CWで藤岡康(レースはムーア)を背に、
トリコロールブルー(3歳500万下)、
アドマイヤトリプル(3歳未勝利)と3頭併せ。僚馬を大きく後方から追走すると、コーナーで差を詰め、直線は2頭の間を突く。鞍上が手綱をしごくと、一気に四肢の回転数を上げ、並ぶ間もなく置き去りに。7F96秒4-36秒8-11秒5であっさり最先着を決めた。
ノーステッキで披露した圧巻の動きに、藤岡康は「この馬に乗るのは初めてですが、乗り味がすごい。仕掛けてからの反応もいい。バネはさすがダービー馬」と言葉に熱が帯びる。同世代のG1・2勝馬
サトノダイヤモンドの追い切りにも騎乗経験があり「操縦性の高さと、乗り手の指示を待てるところが似ていますね」と絶賛した。
友道師は「折り合いもついて、追いだしてからの反応も良かった。来週は助手でサラッとでいいでしょう」と合格点を与える。始動戦へ向けて着々と態勢を整えている。
提供:デイリースポーツ