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共同通信杯・G3」(12日、東京)
重賞初Vを狙う
ムーヴザワールドは8日、栗東坂路で併せ馬。前半はきっちりと折り合い、後半に脚を伸ばしてラスト1F12秒8(全体4F53秒1)をマーク。僚馬
ヴィッセン(6歳1000万下)に併入して好仕上がりをアピールした。
動きを見つめた石坂師は「1週前でかなり負荷をかけたし、輸送も控えているので先週よりは調整という感じで。予定通り。いい形でレースを迎えることができる」と満足げな表情を見せた。
「いきなりは難しいと思った」と振り返る新馬戦で、センスの良さを見せつけてV。続く前走の
東スポ杯2歳Sでは、エンジンのかかりが遅く3着に敗れたが、直線で伸ばした末脚に確かな能力を示した。「加速には時間がかかるものの、(前走も)最後はしっかりとしていた。3カ月のリフレッシュで成長は感じるし、何とか賞金を加算したいね」と指揮官は前を向く。
全姉
タッチングスピーチが出走すらかなわなかった春のクラシックへ、右肩上がりで成長する弟が主役候補へと名乗りを上げる。
提供:デイリースポーツ