絶対的な主役がおらず、混戦ムードが漂う今年の
フェブラリーS。2017年最初の
JRA・GIを制するのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■2/19(日)
フェブラリーS(4歳上・GI・東京ダ1600m)
ベストウォーリア(牡7、栗東・石坂正厩舎)は前哨戦の
根岸Sで
カフジテイクの末脚に屈したが、相手とは2キロの斤量差があったことを考えると、評価を落とす必要はないだろう。昨年は休み明けで挑んで4着だったが、今年は一叩きして万全の態勢。4度目の挑戦で勝利を掴むことができるか。
カフジテイク(牡5、栗東・湯窪幸雄厩舎)は
根岸Sを制して優先出走権を獲得。直線に入ったところでは最後方にいたが、そこから豪快に突き抜けて見せた。これまで1600m以上の勝ち鞍はないものの、
武蔵野Sや
チャンピオンズCでの追い込みぶりを見るに、距離は問題ないと考えていいだろう。GIのここでも大いに期待したい。
コパノリッキー(牡7、栗東・
村山明厩舎)は2014、15年の本レースを連覇。ここ3戦は5、13、5着と精彩を欠いているが、その前は3連続でGIを圧勝していただけに、自分の競馬ができるかどうかがカギと言えるだろう。
武豊騎手とのコンビ復活で3度目のVなるか。
その他、本レース初参戦も能力上位の
サウンドトゥルー(セ7、美浦・
高木登厩舎)、鞍上にR.ムーア騎手を迎えた昨年の覇者
モーニン(牡5、栗東・石坂正厩舎)、得意条件で巻き返しを期す
ゴールドドリーム(牡4、栗東・
平田修厩舎)、昨年の2着馬
ノンコノユメ(セ5、美浦・
加藤征弘厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。