マクトゥームチャレンジ・ラウンド3・UAE・G1(3月4日、メイダン)に参戦する
ラニが15日朝、栗東Eコースに登場。「栗東に来るのは約10年ぶり」。そう話すノースヒルズ代表・前田幸治氏が熱い視線を送るなか、ムーアと初コンタクト。ただ、追い切り前に思わぬハプニングに見舞われた。
放馬したカラ馬が逆走。馬場入り直後の
ラニに絡み、ちょっかいをかけたのだ。怒った
ラニが尻っぱねで応戦して事態は収束したが、さすが米三冠レースに参戦した強心臓だ。その後は鞍上の指示に従い、アク
シデントを引きずることなく、集中した走りを披露。6F79秒6-36秒7-11秒8をマークした。
ムーアは「動きがいいし、状態も良さそう。最初にいろいろとあったけど、内容は良かった。満足している。レースできちんと走ってくれれば」とクールな表情。前田氏も「改めていい馬だと思った。秋は
BCクラシックも予定。
アウォーディーも連れて行くつもり」と笑みを浮かべた。同馬は16日に検疫入りし、23日に出国。UAEダービーを制して約1年、名手を背にまた世界を驚かせる。(井上達也)
提供:デイリースポーツ