「
フェブラリーS・G1」(19日、東京)
この男がひとたびゾーンに入ると手がつけられない。
東京新聞杯(
ブラックスピネル)、
京都記念(
サトノクラウン)と2週連続
JRA重賞制覇中の
M.デムーロが、
フェブラリーS連覇&自身4度目となる3週連続のタイトルを狙う。
昨年は
モーニンをレコードVに導いた大一番、今年は
ゴールドドリームとのコンビで臨む。「調子はいい。まだ若いけど、とてもいい馬。力もある。連覇したい。頑張りたい」と力が入る。
前走のチャンピオンズCは12着。キャリア初の2桁着順で大敗した。「スタートも出なくて引っ掛かってしまった。
テンションが高かったね。集中していなかった」と精神面を敗因に挙げる。中間は2週連続で追い切りにも騎乗し、積極的にコンタクトを図ってきた。「(前々走の)
武蔵野Sの時はすごくいい脚を使って2着。東京は大丈夫。芝スタートも問題ないよ」と反撃を誓う。
昨年もこの時季に、3週連続で
JRA重賞を制して波に乗り、
ジュエラーで自身にとっての夢だった
桜花賞も制した。「その後、騎乗停止もあってダメになった。今年は違う道を行きたい」と気を引き締める。素質馬と挑む今年最初の
JRA・G1。大一番に強い男が、さらなる勲章を求めて府中で躍動する。
提供:デイリースポーツ