15日(水)、
船橋競馬場(曇 重)ではダート
グレード競走・第62回
ダイオライト記念(JpnII ダート2400m)が行われ、1番人気に推された
JRAの
クリソライトが圧勝、このレース3連覇を達成した。
マイネルトゥランが逃げ、1周目ホームストレッチで
クリソライトが2番手に上がりマークする。直後に
マイネルバイカと
グレナディアーズが続き、
ユーロビート・
ケイリンボス・
キープインタッチが中団。
ウマノジョーは後方。2周目3コーナーで
マイネルトゥランをかわした
クリソライトが先頭に立つと、後は全く危なげなくリードを広げ、6馬身差の圧勝で
ダイオライト記念3連覇達成となった。
勝ちタイム2分37秒8、勝利騎手は
JRA・
武豊。
2着は4番人気
ユーロビート、5馬身差の3着に7番人気
ウマノジョーと大井・
渡辺和雄厩舎の2頭が上位入線。2番人気
マイネルトゥランは7着、3番人気
グレナディアーズは4着だった。
クリソライトは
父ゴールドアリュール、
母クリソプレーズ(母の
父エルコンドルパサー)、牡7歳鹿毛馬。
JRA栗東・
音無秀孝厩舎の管理馬。通算成績は33戦9勝、ダート
グレード競走は5勝目。
ダイオライト記念は一昨年、昨年に続く3連覇となった。
武豊騎手は
ダイオライト記念4勝目で、きょう3月15日は48回目の誕生日。自ら誕生日を祝う勝利となった。
<レース後の関係者のコメント>
1着
クリソライト 武豊騎手「非常に強かったです。状態の良さが伝わってきました。(今日は自身の誕生日で)ありがとうございます。この馬はここが好きなのか、船橋はいつも走ってくれますね。安心して乗れました」
音無秀孝調教師
「船橋へは何度も来て慣れているのか、落ち着いていました。去年同様、ジョッキーに全て任せましたが、行く馬がいて下げる形で、よかったと思います。この秋は韓国を目指そうと思いますがまだ模索中です。年齢を感じさせない馬で、来年はこのレースの4連覇を目指したいです」
2着
ユーロビート 吉原寛人騎手「具合が良さそうで、馬もいい気持ちで走ってくれました。前を射程圏に入れてからこの馬も伸びていますが、勝ち馬がさらに伸びていました。この馬自身、長距離の走り方がわかってきたようです」
7着
マイネルトゥラン 津村明秀騎手「展開次第では行ってもいいかなと思っていました。馬の行く気に任せていきました。突つかれる展開で息が入りませんでした。距離も少し長いかもしれません」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI