2014年と2016年の全米
年度代表馬で、今年の春からケンタッキーで種牡馬入りした
カリフォルニアクローム(牡6、父ラッキープルピット)が、北半球の種付けシーズンを終えた後、南アメリカのチリにシャトルされることになった。16日に、現在の繋養先であるテイラーメイド
ファームから発表があったものだ。
チリでの繋養先となるのは、今週土曜日のG1・ドバイワールドCに産駒のG1・3勝馬フリオクルゼイダ(牝5)を送り込むニューファンドランド(その父ストームキャット)、2歳時・3歳時と2年連続でチリの牝馬チャンピオンとなったアマニを輩出した
モーニングレイダー(その父ジャイアンツ
コーズウェイ)らが供用されているスマヤ牧場である。
カリフォルニアクロームのもとには、チリだけでなく、南半球の各国にある牧場からシャトルのオ
ファーがあった模様で、関係者がいくつかの候補地を廻った上で、管理態勢の最もしっかりしている場所として、スマヤ牧場を選んだとのこと。その上で、テイラーメイドの従業員が南半球のシーズンを通じて帯同する他、ケンタッキーのルード&リドル診療所とスマヤ牧場の獣医師による共同の医療チームが編成される予定となっている。
(文:合田直弘)