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ランドオブリバティ新ハミで再出発

  • 2021年02月02日(火) 06時37分
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日曜中京メインはクラシックへの登竜門、きさらぎ賞(G3、芝2000メートル、7日)が行われる。

注目されるのが、昨年末のホープフルS(G1)を4コーナーで逸走して競走を中止したランドオブリバティ(牡、鹿戸)だ。前走後に課せられた平地調教再審査をクリア。ハミを替えて馬具を工夫するなど、巻き返しを図る復帰戦でJRA重賞初制覇を狙う。

   ◇   ◇   ◇

ランドオブリバティが尾張の地から再出発する。ホープフルS後は在厩で調整され、1週前追い切りは3頭併せで負荷をかけられた。1月31日にも時計を出し、今週の最終追い切りを消化すれば「いい状態で、体調面も問題なく出走できると思う」と鹿戸師は見込んだ。

まさかのホープフルSだった。軽快に逃げていた同馬は4コーナー手前で大きく外に膨れて曲がり切れず、外ラチへ逸走。騎手を振り落として競走を中止した。

その後はもたれる馬に効果的と言われ、口向きを矯正するジェーンビットというハミに替えた。それを使用し、1月20日の平地調教再審査をダートの美浦北Cコースで受けた。三浦騎手を背に3~4コーナーをスムーズに回り、直線でも真っすぐ走り抜けて合格。

ここまでの調教過程に、師は「試験も1回でクリアできたし、稽古も落ち着いて走れるようになった」と効果を感じ取っていた。

オーナーと相談して、きさらぎ賞での復帰を決めた。「東京だとスローになる。中京は2000メートルだと(スタート後)1コーナーまで短い。比較的流れやすいので、競馬がしやすいのでは」と分析する。もちろん“秘密兵器”の馬具は「稽古でも問題ないので」と、レースでも使う予定だ。

きさらぎ賞の勝ち馬は古くは70年タニノムーティエ、98年スペシャルウィーク、03年ネオユニヴァースなどが後にダービー馬となった出世レース。デビュー2連勝して、ホープフルSでも2番人気に支持されたランドオブリバティが勝って名誉を挽回すれば、一躍クラシックの有力候補に躍り出る。【久野朗】

◆出世レース きさらぎ賞を制して、後にG1(級)を勝った馬は多数いる。主な馬では71年の覇者ヒカルイマイが皐月賞とダービー、74年のキタノカチドキは皐月賞と菊花賞を制覇した。近年では11年の勝ち馬トーセンラーが13年マイルCS、16年のサトノダイヤモンドは同年の菊花賞と有馬記念とG1を2連勝した。
ネタ元のURL
https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=4&id=202102010000914&year=2021&month=2&day=2

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