3月にデビューする競馬学校騎手課程29期生とプロ野球・日本ハムの高卒ルーキーとの交流会が24日、千葉・鎌ケ谷のファイターズタウンで行われた。注目のドラフト1位大谷翔平投手(18)と対面した岩崎翼騎手候補生(18)も、来るべきデビューに向けて貴重な刺激を受けた。
世間を騒がせるビッグルーキーだが、あくまでも同級生だ。岩崎は「意外に控えめでしたね」と大谷への感想を漏らした。身長193センチの大谷に対し、岩崎は158センチ。一見、同学年には見えない両者だが、プロデビューを控える状況は変わらない。「野球と競馬は全く違うスポーツだけど、お互いにプロになる立場」。トスバッティングの練習では大谷の上げたボールをフルスイング。「野球センスがないですね」という苦笑いとは対照的に、しっかりと快音を響かせた。
トップジョッキーの和田竜二騎手(35)を叔父に持つ。小さなころから勝負の世界を垣間見てきたが、やはり同世代から得られるものは重みが違う。「すごく刺激を受けました。(他の人に)負けたくないという気持ちは一緒だった」。日本ハムの3選手とはある約束をしたという。「10年後、みんなでテレビに出よう」。頂点を目指す気持ちは同じ。3月のデビューへ、原点に立ち戻ることができた1日だった。【鈴木良一】
城戸義政 大谷選手の「誰もやったことがないことをしたい」という話が印象に残った。僕もそういうことをやりたい。
原田敬伍 みんな、しっかりと目標を持っていた。僕も新人賞を取りたい。
伴啓太 野球を8年やっていたので、とても楽しみにしていた。今日の自分は100点のプレー。
[2013年1月25日9時12分 紙面から]
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