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こう話す小林さんが今後の目標として考えているのが地域への恩返しだ。すでに地元からの雇用や経済波及効果などで地域への貢献が認められ、昨年11月には平成24年度ふるさと企業大賞(総務大臣賞)を受賞。「大変ありがたい」と喜ぶが、「企業の社会貢献の形も変わってきた。国家なり大企業なりが絶対ではなくなっている。そんな時代に適応した経営が生まれてこないといけない。稼いだものをどう地域へ返すか、それがないといけないと思っています」と主張する。
具体的には3つのプロジェクトを計画している。まずは高齢者福祉施設を新設すること。低価格で質の高い環境を提供するほか、高齢者用の病院も造りたいという。すでに一部工事にも入っており、行政とも協力しモデルケースとして北海道中に広げていけたらと夢は広がる。
2つ目は美術館だ。小林さんが30歳のころから集めてきた肖像画や浮世絵に、名作の模写作品もそろえる予定で、この地域から画家を志す人が現れるような美術振興ができないか、と力を込める。これはほぼ完成していて、春以降にはオープンしたい意向だ。
残る1つは森林公園を整備するというもの。カナダや米アラスカ州などでは大都市の周りに美しい人工林があって、これを芦別にも実現したいという。「北海道で一つの企業を経営するということは、収益を上げるのと同時に、地域社会の文化振興や生活レベルの向上を図ることも大切。単に子供にお金を残しても、充実感は得られません」
この計画は3年後、小林さんが85歳になるまでに完成させたいともくろんでいる。それには3億円ばかり足りないな、と感じていたら、小林さんが所有する競走馬のゴールドシップが、昨年の皐月賞、菊花賞に続き、年末の有馬記念とG1で3勝を記録。「こういう地域社会をつくるんだという思いが天に通じたんじゃないかと思う。不遜な言い方かもしれないが、運を持ってくる仕事をしないと」と顔をほころばせる。
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