「
天皇賞(春)・G1」(30日、京都)
完敗だった。道中7番手から運んだ
サトノダイヤモンドは、直線で先に抜け出した勝ち馬
キタサンブラックを懸命に追ったが差は詰まらず。
シュヴァルグランにも先着を許して3着に終わった。「いいレースはできましたけど、
キタサンブラックにはマイペースで行かれた。強過ぎましたね」とルメールは淡々と振り返った。
距離ロスのある外枠で、勝負どころでも外を回る形。スタミナ比べに対応したが、想像を上回る昨年覇者のパフォーマンスを見せつけられた。池江師は「2つも、3つも、4つも、5つも相手が上でした。
ディープインパクトよりも速いタイムですから」と脱帽。昨年の
有馬記念で退けた相手とはいえ、改めてラ
イバルの底力を思い知った様子だ。
今秋の目標を
凱旋門賞に設定していたが、師は「
宝塚記念を
ステップにするのか、それともそのままフランスに行くのか。それら全てを含めて未定。馬の様子を見てから」と話すにとどめた。海を渡る前にリベンジを果たすか否か、今後の進路に注目が集まる。
提供:デイリースポーツ