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プリンシパルS」(6日、東京)
2戦2勝の東京コースで本領発揮だ。
ダイワキャグニーが1番人気に応え、堂々とダービーへの最終切符をもぎ取った。
2番手から直線で伸びあぐねた
弥生賞とは別馬のよう。追えば追うほど伸びる勢いで、残り200メートルを過ぎて早々先頭へ。ここでは力が違うと言わんばかりの走りで、後続に2馬身半差の完勝を決めた。最後は後ろを確認する余裕すら見せた北村宏は「東京では上手に走ってくれますね。馬の気分も良くて、スムーズな走りでした」と汗を拭った。
1歳時のセレクトセールで1億1340万の値がついた期待馬。最後の最後につかんだ夢舞台へのチケット。菊沢師も「見ての通りですよ」と笑みを浮かべた。ダービーへは中2週で向かう。勝ち時計が1分58秒3と速かったことに対する反動を気遣って、トレーナーが「疲れを取ることに専念したい」と言えば、主戦も「このまま順調に行ってくれればそれでいい」と状態面の維持を望んだ。
魅力いっぱいの素質馬が、混戦模様の「競馬の祭典」に名乗りを上げた。
提供:デイリースポーツ