7日、東京競馬場で行われた
NHKマイルC(3歳・牡牝・GI・芝1600m)は、スタートを決めて好位の外につけた
横山典弘騎手騎乗の2番人気
アエロリット(牝3、美浦・
菊沢隆徳厩舎)が、直線で前を交わして抜け出し、中団から追い上げてきた13番人気
リエノテソーロ(牝3、美浦・
武井亮厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒3(良)。
さらに2.1/2馬身差の3着に6番人気
ボンセルヴィーソ(牡3、栗東・
池添学厩舎)が入った。なお、3番人気
モンドキャンノ(牡3、栗東・安田隆行厩舎)は9着、1番人気
カラクレナイ(牝3、栗東・
松下武士厩舎)は17着に終わった。
勝った
アエロリットは、
父クロフネ、
母アステリックス、
その父ネオユニヴァースという血統。
桜花賞5着からの戴冠で、
父クロフネとの父子制覇を達成した。牝馬による本レース制覇は昨年の
メジャーエンブレムに続き5度目。また、本馬を管理する
菊沢隆徳調教師にとっても、これが初めての
JRA・GI勝利となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
アエロリット(牝3)
騎手:
横山典弘厩舎:美浦・
菊沢隆徳父:クロフネ母:アステリックス母父:ネオユニヴァース馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:6戦2勝(重賞1勝)
【
横山典弘騎手のコメント】
攻め馬でまたがった時から、すごく能力を感じました。菊沢調教師は僕の義理の弟なので、この馬で大きいところを勝てたらいいなと思っていました。ここ2戦はスタートがあまり良くなかったですが、元々は今日くらいのスタートがいつもできておかしくない馬です。返し馬の感じからデキの良さがすごく伝わってきていたので、全能力さえ発揮すれば勝つだろうと思って、強気の競馬で乗りました。まだ何か持っているところがある馬なので、それが秋に出てくれればいいですね。