「
川崎マイラーズ・S3」(17日、川崎)
南関東競馬の
的場文男騎手(60)=大井・フリー=が17日の川崎競馬11レース「
川崎マイラーズ・S3」を
リアライズリンクス(牡7歳、浦和・小久保)で勝ち、佐々木竹見氏に次いで史上2人目となる地方通算7000勝を達成した。1973年10月にデビューしてから44年、大井の帝王と呼ばれる大ベテランが不屈の闘志で大台に到達した。
ついに的場文がやった。最後の直線。いつものように体を上下に動かす激しいアクションでパートナーにゲキを飛ばす。それに応えた
リアライズリンクスがグイグイと伸びて
トロヴァオをかわして先頭でゴール。ゴールを過ぎて力強く右手で
ガッツポーズすると、スタンドから大きな歓声が沸き起こった。
「重賞で7000勝を達成できて、関係者とファンの皆さんに感謝しています。喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。次は(佐々木)竹見さんに近づけ、追い越せで頑張っていきたい」とコメントこれまで度重なる大ケガを不屈の闘志で克服してきた。60歳を過ぎても、以前と変わらぬ勝負への執念で若手たちと互角に戦う。次の目標はもちろん佐々木氏の持つ国内最多勝の7151勝だ。絶対に超えることは不可能といわれた偉大な記録の更新を目指す。
提供:デイリースポーツ