28日、東京競馬場で行われた
日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)は、後方追走から向正面で一気に2番手まで上がっていった
C.ルメール騎手騎乗の2番人気
レイデオロ(牡3、美浦・
藤沢和雄厩舎)が、直線で先頭に立ってゴールまで押し切り、同馬の外で懸命に追い上げた3番人気
スワーヴリチャード(牡3、栗東・
庄野靖志厩舎)を3/4馬身差振り切り優勝した。勝ちタイムは2分26秒9(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に1番人気
アドミラブル(牡3、栗東・
音無秀孝厩舎)が入った。
勝った
レイデオロは、
父キングカメハメハ、
母ラドラーダ、
その父シンボリクリスエスという血統で、馬名の意味はスペイン語で『黄金の王』。
皐月賞は前哨戦を使わず休み明けで挑むことになり5着と敗れたが、この大舞台で見事に雪辱を果たし、2014年生まれのサラブレッド7015頭の頂点に輝いた。
騎乗した
C.ルメール騎手は
ヴィクトリアマイル、
オークスに続く3週連続GI勝利。管理する
藤沢和雄調教師は過去に
シンボリクリスエス(2002年)、
ゼンノロブロイ(2003年)で2度の2着があったが、ついに悲願のダービー制覇を果たした。
JRA・GIは単独トップの26勝目。先週の
オークスを勝利したコンビによる同一年の
オークス・ダービー制覇となった。
レイデオロの
父キングカメハメハは、
ドゥラメンテ(2015年)以来のダービー2勝目。生産牧場のノーザン
ファームは
ドゥラメンテ、
マカヒキ(2016年)に続くダービー3連覇。
【勝ち馬プロフィール】
◆
レイデオロ(牡3)
騎手:
C.ルメール厩舎:美浦・
藤沢和雄父:キングカメハメハ母:ラドラーダ母父:シンボリクリスエス馬主:キャロット
ファーム
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:5戦4勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2016年
ホープフルS(GII)
【
C.ルメール騎手のコメント】
今日の気持ちは言葉では言い表せません。フランスでダービーを一度勝ちましたが、他の国でもダービージョッキーになることができました。日本は僕にとって第二の故郷です。とても大切な日になりました。
馬はとても
リラックスしていて、ゴールまで頑張ってくれました。最後はファンの歓声を聞いてハイ
テンションになりましたね(笑)。藤沢先生の馬で同じ年に
オークスとダービーを勝てました。特に厩舎のスタッフさんにお礼を言いたいです。
全着順は以下の通り。
1着
レイデオロ ルメール 2番人気
2着
スワーヴリチャード 四位 3番人気
3着
アドミラブル Mデムーロ 1番人気
4着
マイスタイル 横山典 14番人気
5着
アルアイン 松山 4番人気
6着
ダンビュライト 武豊 7番人気
7着
ペルシアンナイト 戸崎圭 6番人気
8着
トラスト 丹内 16番人気
9着
ベストアプローチ 岩田 11番人気
10着
サトノアーサー 川田 5番人気
11着
カデナ 福永 8番人気
12着
キョウヘイ 高倉 15番人気
13着
クリンチャー 藤岡佑 9番人気
14着
ダイワキャグニー 北村宏 10番人気
15着
ウインブライト 松岡 12番人気
16着
マイネルスフェーン 柴田大 17番人気
17着
アメリカズカップ 松若 13番人気
18着
ジョーストリクトリ 内田博 18番人気