完全復活を果たした
皐月賞馬に、マイル挑戦のス
プリントGI馬、前年覇者や強い4歳馬、さらに香港からも2頭が参戦と様々なメンバーが揃った
安田記念。春のマイル王に輝くのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■6/4(日)
安田記念(3歳上・GI・東京芝1600m)
イスラボニータ(牡6、美浦・栗田博憲厩舎)は前哨戦の
マイラーズCをV。実に2年7か月ぶりの勝利だったが、それまでも昨年の
マイルCS2着などトップクラスの実力は見せ続けていた。前走勝ちとGIを3連勝中の
C.ルメール騎手の勢いに乗って、2014年の
皐月賞に続く2つ目のGIタイトルも手にしたいところだ。
ビューティーオンリー(セ6、香港・A.
クルーズ厩舎)は昨年の
香港マイルを優勝。後方待機から直線で突き抜けるという強い競馬だった。海外初遠征のここでもその実力を発揮することができるか。鞍上は
エアロヴェロシティで2015年の
高松宮記念を制したZ.パートン騎手。
レッドファルクス(牡6、美浦・
尾関知人厩舎)は昨年の
スプリンターズSの覇者。前走の京王杯ス
プリングCでは、一頭だけ58キロを背負って完勝している。今回はさらに200m延びてのマイル戦だが、克服してのGI・2勝目なるか。
コンテントメント(セ7、香港・J.サイズ厩舎)は2年連続での参戦となる。昨年はシンガリ負けを喫したが、今年は
チャンピオンズマイル(GI)で
ビューティーオンリーを破っており、日本でもお馴染みの「マジックマン」J.モレイラ騎手を鞍上に擁してきた。恐ろしい存在となりそうだ。
その他、悲願のGI制覇を狙う
エアスピネル(牡4、栗東・
笹田和秀厩舎)、5連勝中の
グレーターロンドン(牡5、美浦・
大竹正博厩舎)、昨年の覇者
ロゴタイプ(牡7、美浦・
田中剛厩舎)、
大阪杯2着の
ステファノス(牡6、栗東・
藤原英昭厩舎)、久々のマイル戦となる
アンビシャス(牡5、栗東・
音無秀孝厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。