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最高落札額は史上2位の5億8000万円! 売上は2日間で170億超え/セレクトセール当歳

  • 2017年07月11日(火) 18時51分
 2日間にわたって開催される「セレクトセール2017」の2日目が11日、北海道苫小牧のノーザンホースパークで行われた。

 当歳セッションとなるこの日は220頭が上場され、190頭が落札。売り上げは86億9250万円(以下、金額は全て税抜で表記)で、過去最高を記録した昨年(68億1150万円)を大幅に上回る史上最高額となった。落札率は86.4%、1頭平均額は4575万円だった。2日間合計の売り上げは173億2700万円(昨年は149億4210万円)。

 1億円を超える高額落札馬は17頭と、こちらも昨年の9頭を大幅に上回った。その中でも最高落札額となったのが、「イルーシヴウェーヴの2017」(牡、父ディープインパクト)。日本のセール史上2番目となる5億8000万円で、冠名「アドマイヤ」で知られる近藤利一氏が落札した。母は仏1000ギニー(仏GI)など重賞4勝の名牝で、全兄の「イルーシヴウェーヴの2016」も昨年の当歳セールにて2億8000万円で落札されている。

 2番目の高額馬は「ドナブリーニの2017」(牝、父ディープインパクト)。GI・7勝を挙げ、年度代表馬に2度選ばれた名牝ジェンティルドンナの全妹にあたり、ネット事業大手の(株)DMM.comが3億7000万円で落札した。

 同社はさらにキタサンブラックの全弟「シュガーハートの2017」(牡、父ブラックタイド)を1億4500万円で、昨日の1歳馬セッションでもリアルスティールの全妹「ラヴズオンリーミーの2016」(牝、父ディープインパクト)を1億6000万円で落札している。既に各メディアから報道されているとおり、今月中に新たなクラブ法人「(株)DMMドリームクラブ」が立ち上げられる予定で、それぞれ募集口数は10000口に設定されるという。

 3番目は「コンテスティッドの2017」(牡、父ディープインパクト)で、「サトノ」の冠名でおなじみの里見治氏が2億円で落札した。母はエイコーンS、テストS(ともに米GI)の勝ち馬で、全兄サトノルーラーは現1勝の3歳馬。ここまでの3頭が2億円以上の額で落札されている。

 また、2017年産が初年度となる種牡馬の産駒では、「フィオドラの2017」(牡、父キズナ)が9000万円(前田晋二氏)、「マイジェンの2017」(牡、父ゴールドシップ)が5000万円(里見治氏)、「ザルソバの2017」(牡、父スピルバーグ)が4900万円((株)ジャパンヘルスサミット)、「オーマイベイビーの2017」(牡、父エピファネイア)が4200万円(安原浩司氏)で落札された。

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