「新馬戦」(12日、新潟)
いよいよ、注目馬がベールを脱ぐ。12日、新潟5R(芝1800メートル)で初陣を迎える
タニノフランケル(牡、栗東・角居)は名牝
ウオッカ4番目の子で、父は14戦無敗の怪物
フランケル。父と母、合わせてG1・17勝という良血だ。
母も手掛けた角居師は「前進気勢があって、跳びの大きな走り。お母さんの部分を継いでいる」と印象を伝える。気性面も「今のところ落ち着きがあって、素直ですね」と及第点の評価だ。2週連続で追い切りに騎乗し、レースでもコンビを組むM・デムーロは「初戦から動けると思うし、
ウオッカの子でまだ勝っていないので頑張りたい」と楽しみにする。
現時点での強みは「血統(笑)」とトレーナーは冗談交じりに話すが、すぐさま表情を引き締める。「外見の雰囲気は、きょうだいの中で一番
ウオッカに似ている。何とか父にでも、母にでも近づければ」。8月12日が、伝説の幕開けになるかもしれない。
提供:デイリースポーツ