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仏ダービー馬&2年連続JC出走エルナンド死す

  • 2013年02月26日(火) 11時55分
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エルナンドが先週の金曜(2月22日)に心臓発作のため23歳で死んだことが明らかになった。ランウェイズスタッドで生産され、ニアルコスファミリーが所有した。母はG3勝ち馬で、半兄弟に4頭のステークスウィナーがいる。

現役時はフランソワ・ブータン調教師のもとで3歳時にリュパン賞、ジョッケクルブ賞(仏ダービー)などを勝ち、4歳時はG3を勝って凱旋門賞ではカーネギーの2着となった。ブータン師の死後はジョン・ハモンド師が管理し、5歳時はG3を連覇した。

引退後はランウェイズスタッドで種牡馬入りし、産駒は1230勝以上を挙げ、ホールディングコートとスラマニの2頭の仏ダービー馬を含む6頭のG1馬を送り出した。G1を6勝したスラマニを通じて孫世代にセントレジャーなどG1を2勝のマスタリーがいる。2歳戦で78頭の勝ち馬を出し、障害競走でも活躍馬を出すなど、万能な種牡馬であった。母の父としてもG1馬を出している。


カーステン・ラウジング(オーナー)「エルナンドは2011年の種付けシーズン後に種牡馬を引退し、ラストクロップは現在1歳になります。彼はやさしくおとなしい性格でとても愛らしいキャラクターでした。彼を失ったことは私とスタッドの皆にとってとても悲しいことです」


ランウェイズスタッドでは先月にセルカークが死亡しており、今年に入って続けての悲報となった。エルナンドの遺体はランウェイズスタッドの敷地内でセルカークの隣に埋葬される。


【補足】
記事では触れられていませんが、2年連続出走の1995年ジャパンカップを引退レースとし、3着になったのがエルナンドでした。復活が期待されたナリタブライアンが伸びを欠くなか、ランドが抜けだした後から中を割って外のヒシアマゾンと並んで突っ込み、2着に粘り込もうとするタイキブリザードをゴール寸前でかわして3着に食い込みました。1994年は4着で、半兄のヨハンクアッツも出走していました(12着)。

競馬が活況だった1990年代後半の活躍馬たちも20歳を超え、当時の記憶が鮮明な人たちに寂しさを与えるニュースはこれから増えていくのでしょうね。

ちなみにランウェイズスタッドではセントライト記念などを勝ったヴィータローザが1年だけ種牡馬生活を送っています(現在はイタリア)。
ネタ元のURL
http://bloodstock.racingpost.com/news/bloodstock/hernando-dies-from-heart-attack-at-23/1210463/

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