プリンシパルS覇者バジオウ(牡3、田中博)のダービー(G1、芝2400メートル、30日=東京)の鞍上は大野拓弥騎手(34)に決定した。25日、田中博師が発表した。
「馬の性格など総合的に考えて決めました。(馬への)あたりも柔らかいし、精神状態をニュートラルにして走らせることに長けているジョッキー。合うと思っています。バジオウにレースでは騎乗していませんが、普段から厩舎の調教に乗っていて、過去にバジオウの追い切りもコースでの調教も乗っているので、完全なテン乗りではないですし、心身ともにもろかった頃を知っていて、成長した今との変化をわかって騎乗してもらえます。(調教師自身は)ダービーは初めてですが、特に普段と変わりません。オーナー(鈴木剛史氏)もジョッキー(大野)もダービーは初めて。プリンシパルSを勝ったときはオーナーも喜ばれていましたけど、絶対にダービーを使って、というのではなく、馬の体調を第一にしてほしいというオーナーです。自由にやらせてもらえているのでプレッシャーはないです。中京(大寒桜賞4着)の競馬が本当に強くて、府中の2400メートルに匹敵するタフな競馬を経験したことで、馬が一段と強くなりました。前走のプリンシパルSはこちらが思った以上のパフォーマンスでした。相手は強くなりますが、先行馬ですから夢はあります。自分も騎手時代にG1で結果を出せた(09年エリザベス女王杯を11番人気クイーンスプマンテで逃げ切り)のは先行馬でした。厩舎の方は強い思いで仕上げてくれて、自分は楽しんで乗ることができた。枠次第ですが、ハナヘ行くこともありえると思います」(田中博師)
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