26日、中山競馬場で行われた
マーチS(GIII・ダート1800m)は、
横山典弘騎手騎乗の2番人気
ヒシアトラス(牡6、美浦・中野隆良厩舎)が道中先団追走から4角手前で追い出すと、先に抜け出した10番人気
プライドキムをゴール手前で捕らえ、1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分51秒4(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には7番人気
ベラージオが入った。
勝った
ヒシアトラスは、
父ティンバーカントリー、母が94年クイーンC(GIII)3着の
タックスヘイブン(
その父Alydar)という血統。00年のセレクトセールにて2150万円で落札されていた。03年2月のデビュー戦(中山・ダート1800m)を5馬身差で圧勝すると、その後もダート中心に使われ、05年
平安S(GIII)で重賞初制覇。今回の勝利も含め、これまでの勝ち鞍は全てダート1800mで挙げている。通算成績32戦9勝(うち地方1戦0勝、重賞2勝)。
鞍上の
横山典弘騎手は、25日に
リンカーンで制した
日経賞(GII)に続く2日連続の
JRA重賞勝利で今年の
JRA重賞3勝目(通算87勝目)。管理する中野隆良調教師は同馬で制した05年
平安S以来で通算38勝目となった。