偉業達成に向けて負けられない。障害重賞6連勝中の
オジュウチョウサンが、日曜の
東京ハイジャンプで復帰する。前走の
中山グランドジャンプ制覇後、右第1指骨剥離骨折が判明。これまでの休み明けとは意味合いが違うものの、和田郎師は「手術をすれば問題ない程度の症状で、術後も順調ですね。いつもと同じように1カ月前から乗り込み、いい状態で出走できます」と出来の良さを強調。いい形で秋の初陣を迎えられそうだ。
ここを使った後は
中山大障害(12月23日・中山)へ向かう。現在、J・G1で3勝をマーク。これは
カラジと並ぶ最多タイ記録(障害
グレード制が導入された99年以降)であり、今年の
中山大障害を勝てば史上初の偉業となる。ちなみに、
グレード制導入以前は
中山大障害5勝の
バローネターフがトップ。このまま勝ち続ければ歴代1位の座も夢ではない。「5勝はすごいですよ」と師は名馬に敬意を表しつつも、「狙いたいですね。5勝」と力を込める。現役障害最強馬の記録挑戦をこの目で見届けたい。(デイリースポーツ・小林正明)
提供:デイリースポーツ