土曜東京メインの東京ジャンプS(J・G3、芝3110メートル、26日)はトゥルボー(牡5、小笠)に注目だ。オルフェーヴル産駒が障害重賞に出走するのは今回が初めてになる。
コンビを組むのは絶対王者オジュウチョウサン(牡10、和田正)の主戦であり、障害競走を代表する名手の1人、石神騎手。昨年の落馬負傷後に背中へ入れていたプレートの除去手術を行い、先月中旬から3週間戦列を離れていたが、復帰した先々週にいきなり土日連続勝利を挙げ、その手綱さばきはさえ渡っている。
追い切り前日の火曜朝は北馬場で運動。この中間も人馬は意思疎通の向上をはかっている。「帰厩後は毎日乗せてもらっています。前走は早く先頭に立ったので物見をしてしまったこともありますし、着差以上に強い勝ち方でした。(3走前の)初戦でいきなり勝ったようにセンスの高い馬。2走前(8着)は負けてしまったけど、小野寺君が競馬をしっかり教えてくれたと思う。今回は相手が強くなるので抜け出すのが早すぎるということもないでしょうし、チャンスがあると思うので頑張ります」(石神騎手)。
破天荒な走りで知られた父は12年、阪神大賞典(2着)と天皇賞・春(11着)を連敗し、宝塚記念で復活の勝利。鞍上の池添騎手が涙を流したの有名だ。宝塚記念前日の土曜(26日)東京8R、重賞初挑戦のオルフェーヴル産駒トゥルボーと石神騎手の好走を期待したい。
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