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引退馬救おう?処分?に悩む馬主が支援団体

  • 2021年06月27日(日) 23時16分
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競走馬の?余生?に光を当てたい-。引退馬の保護活動に孤軍奮闘する馬のオーナーがいる。馬の寿命は約25年といわれ、競走馬にとって「第二の人生」の方が圧倒的に長い。「リトレーニング(再調教)することで、一頭でも多くの馬を救いたい」と目を輝かせる。

今月、引退馬の支援団体「Retouch」(リタッチ)を立ち上げたのは、さいたま市岩槻区の林由真さん(38)だ。高校時代から馬に親しみ、馬主になることが夢だった。

長年の夢をかなえたが、2年前の冬、地方競馬の笠松競馬場(岐阜県)で悲劇が起きた。愛馬「フロリダパンサー」がレース中、競走中止に。右脚靭帯断裂という大けがだった。「回復が厳しい」と関係者から安楽死の処置を促され、この世界の現実を知った。

「国内の競走馬は年間7千~8千頭生まれ、あふれている。一方で馬の世話をする厩務(きゅうむ)員が足りないため、デビューした馬が結果を出さないと、見切りをつけられる。かりに3歳で引退すると、残り20年は生きられる。ところが、馬の維持費が莫大なため処分されることが多い」

愛馬の負傷をきっかけに、馬の学校「馬事学院」(千葉県八街市)代表、野口佳槻さんと交流が始まった。「引退した競走馬を救いたい」。2人の共通する思いは「引退馬の森」構想に結実した。学校近くの広大な敷地内に第一線から退き、行き場を失った馬たちが暮らす。処分を免れたフロリダパンサーもそのうちの一頭で、穏やかな余生を送っている。

林さんによると、コロナ禍の影響で「3密」と無縁の乗馬人気が再燃。引退した競走馬を再調教し、乗馬クラブなどに引き取られるケースが増えているという。「馬とじかに触れ合い、助かる引退馬を一頭でも増やしたい」。林さんは引退馬の支援活動に賛同する会員を募集している。



引退馬支援団体「リタッチ」に関する詳しい情報はhttps://xn--u9j871leggbx4bzdk.com/retouch
ネタ元のURL
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a506007e32d929504cab4df61f24712257b74b8

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