10月28日・土曜日にムーニーヴァレイで行われたG1
コックスプレート(芝2040m)で、
ハッピークラッパー(セン7)に騎乗した
ダミアン・
オリヴァー騎手が、発馬後150mほど進んだ地点で内側に斜行。
ディーン・エンドール騎乗の
ロイヤルシンフォニー(牡3)の進路を妨害したとして、11月16日までの騎乗停止処分を受けた。
なお
ロイヤルシンフォニーが4着、ハッピクラッパーは6着と、被害馬の方が加害馬よりも先着していたため、着順に変更はなく到達順位通り確定している。
オリヴァー騎手は、11月7日にフレ
ミントンで行われるG1
メルボルンC(芝3200m)で、前年のこのレースの勝ち馬で、前売り1番人気に推されている
アルマンダン(セン7)に騎乗予定があり、このままではこの騎乗機会を逃すことになる。そのためレース翌日の29日・日曜日の朝、主催者に対し、この裁定への異議申し立てを提出。懲罰委員会でのヒヤリングが、30日・月曜日に開かれることになった。
一方、
アルマンダンの関係者のもとには、2007年の
メルボルンCを
エフィシエントに騎乗して制したマイケル・
ロッド騎手をはじめ、複数の騎手から、
メルボルンCで
アルマンダンに騎乗したいとの「売り込み」が届いている。
(文:合田直弘)