「
ハイセイコー記念・S2」(1日、大井)
3番人気の
ハセノパイロが向正面から徐々に進出し、直線で力強く抜け出して重賞初制覇。2着は1番人気の
クレセントシティー、3着は7番人気の
トーセンブルが入った。2番人気の
クロスケは5着に終わった。
初めての大井コース、初の右回りも全く問題なかった。
ハセノパイロが理想的な正攻法の競馬で重賞初制覇だ。レースは
サンダーマックスがハナを主張して、1番人気の
クレセントシティーが2番手。6番手につけた
ハセノパイロは3コーナー過ぎからポジションを上げていき、直線ではいったん先頭に立った
クレセントシティーを目標に末脚を伸ばす。最後はきっちり抜け出して快勝。本田重は「何の不安もなかった。操縦性が高い馬で、将来が楽しみ」と絶賛した。
見届けた佐藤賢師も「調教で右回りもやっていたので心配していなかった。競馬センスがあるし、期待通りに走ってくれた」と高く評価。これで全日本2歳優駿(12月13日・川崎)の優先出走権を獲得したが、「あくまで馬の状態と相談して」と同師は慎重に判断する考え。今年の
東京ダービー馬・
ヒガシウィルウィンに続くスター候補が、また佐藤賢厩舎に誕生した。
提供:デイリースポーツ