「
エリザベス女王杯・G1」(12日、京都)
今年こそ、女王の座へ-。
宝塚記念3着からの臨戦となる
ミッキークイーン。昨年同様、脚元の不安でぶっつけ本番となったが、ここに向けての仕上がりに不安はなし。デビューからその背を知る主戦・浜中が、大一番への意気込みを語った。なお、出走馬18頭が確定。10日に枠順が発表される。
今年の
エリザベス女王杯は、粒ぞろいのメンバーという印象がしますね。古馬も3歳馬も、トップクラスの牝馬がほとんど顔をそろえています。ファンにとっては興味深い一戦になりそうですね。もちろん、ボクが騎乗する
ミッキークイーンもチャンスのある一頭だと思っています。
前走の
宝塚記念は牡馬の強豪相手に3着と頑張ってくれました。その時点で秋のこのレースを楽しみにしていたのですが、残念ながら昨年同様、左前脚の靱帯を痛めてしまい、直行する形に。正直言って、叩かれて良くなるタイプだけに、ぶっつけでの挑戦には不安が残ります。実際に去年はいい形で直線に向いたものの、いつもの反応が見られず3着止まり。1回使っていれば、違った結果が出たはず。
ただ順調さを欠いている中でも、最終追い切りの動きは悪くありませんでした。基本的に調教は動く馬ですから、4F52秒0-12秒1(栗東坂路)という時計は、特別驚く数字ではありませんが、上がりの息遣いなどは良かったです。脚元の関係でコースで長めを追えないため、どの程度仕上がっているのか分かりにくい面はありますが、まずまずの態勢は整っているのではないでしょうか。
他の有力馬が順調に使われている一方で、休み明けというのは確かに不利ですが、右回りの中距離はベストの条件。牝馬同士ならポテンシャルで引けを取ることはありません。あっさり勝てる場面があっても、何ら不思議はありません。ずっと乗せてくださっているオーナーの期待に応えるためにも結果を出したいし、精いっぱい頑張ります。ぜひ、応援してください。
提供:デイリースポーツ