8日の調教中に落馬負傷し、右膝の内側側副靱帯損傷で、先週末の騎乗を自重していた
武豊騎手(48)=栗東・フリー=が15日朝、栗東トレセンに姿を見せ、今週日曜日からレースの騎乗に復帰することを明らかにした。
今週のマイルCSは
ジョーストリクトリ(牡3歳、栗東、
清水久詞厩舎)とのコンビで挑むことになり、騎乗を予定していた
エアスピネル(牡4歳、栗東・
笹田和秀厩舎)は、短期免許で来日中のライアン・ムーア騎手(34)に乗り代わりとなる。
朝一番、
グレイル(牡2歳、栗東・
野中賢二厩舎)の調教にまたがり、感触を確かめた
武豊は「特に問題なく、影響はないですね。今週土曜日は一度(騎乗の)断りを入れていたので、予定通り日曜日から乗ります。思いのほか、回復が早かった」と話し「声を掛けてくれる陣営の思いに応えたいし、ベストの状態に持っていきたい」と話した。日曜日は2鞍に騎乗する予定。
エアスピネルを管理する笹田調教師は「
武豊騎手のケガの状態と、舞台がG1であることを考慮して、オーナーサイドと最善の形を取りました」と乗り代わりの経緯を説明。
エアスピネルは新馬戦から
武豊が手綱を取ってきたが、今年の
札幌記念ではルメールが手綱を取った。今回が2度目の乗り代わりとなる。
提供:デイリースポーツ