船橋競馬場(天候:晴、馬場:良)で行われたダート
グレード競走・第63回
クイーン賞(JpnIII・ダート1800m)は9頭によって争われ、
JRAの
プリンシアコメータ(
岩田康誠騎手)が優勝した。
1番人気で
JRAの
プリンシアコメータが好スタートから先手を奪い、他の馬が追い出すなか1頭楽な手応えで4コーナーを迎え、直線も脚色衰えずにそのまま逃げ切った。中団からレースを進めた
JRAの
アンジュデジールが2着に入り、大井転入2戦目の
ラインハートが3着。3番人気の
アンデスクイーンは6着だった。
プリンシアコメータは、
JRA美浦・
矢野英一厩舎の4歳牝馬。
父スパイキュール、
母ベルモントフェリス(母の
父アジュディケーティング)という血統で、通算成績は18戦5勝。前走JpnIの
JBCレディスクラシックは2着に惜敗したが、今回が初めての重賞制覇となった。
1着
プリンシアコメータ(
岩田康誠騎手)
「強い内容でした。返し馬も落ち着いてできて、レースも自分のペースで運べました。最後も余裕がありましたし、ゴールに入った後も元気でしたね。以前乗った時よりも
パワーアップしていて、馬体もどっしりしていました。これからもっと良くなるでしょうし、大きい舞台で活躍出来る馬だと思います」
(
矢野英一調教師)
「前走は悔しい思いをしましたが、デキも良かったので、自信を持って臨みました。今日は全て上手くいきましたし、課題もありません。地方の小回りコースもこの馬には合っています。賞金的に出られるかどうかですが、次は
川崎記念を考えています」
3着
ラインハート(
笹川翼騎手)
「頭数が少なくて、流れが落ち着く事はこの馬にはプラスにならなかったですね。それでも最後はよく伸びていましたし、折り合いも大丈夫でした。これなら、次はもう少し出して行っても良さそうです。どこかでチャンスはあるでしょう」
4着
タガノヴェローナ(
松若風馬騎手)
「スタートも決まって、いい雰囲気で行けました。力をつけてきていますし、まだまだこれから良くなると思います」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI