「
クイーン賞・Jpn3」(6日、船橋)
単勝2・0倍の1番人気に支持された
プリンシアコメータが、すんなり主導権を奪って最後まで後続を寄せつけず、3馬身差で逃げ切って重賞初制覇を決めた。2着は2番人気の
アンジュデジールが追い込み、さらに5馬身離れて4番人気の
ラインハートが3着に入った。
前走のJBCレディスクラシックで
ララベルに頭差で惜敗した
プリンシアコメータが、スタートから主導権を奪って後続に3馬身差をつけて文句なしの勝利を決めた。「本当に強い内容。返し馬でも落ち着いていて、最後まで余裕があった。ゴールを過ぎてからも元気に走ってました。以前に乗せてもらったときよりも
パワーアップしている」と3月以来、2度目のコンビを組んだ岩田も絶賛する。
陣営の作戦もズバリ的中した。今回もすんなり単騎逃げが見込める組み合わせとあって「ブリンカーを薄くして、後ろから他馬が来たら突き放す作戦」(矢野師)だった。マイペースでハナを奪い、上がりもメンバー最速の3F38秒0をマーク。想定以上に最高のパフォーマンスを発揮してみせた。
この勝利で
TCK女王盃の優先出走権を獲得したが、指揮官は「次は
川崎記念(1月31日・川崎)に行きます」と牡馬相手のJpn1への参戦を表明。「小回りコースは合っているし、どこへ行っても恥ずかしくないレースが出来る」とさらなる
ビッグタイトル奪取へ自信をのぞかせた。
提供:デイリースポーツ